絶縁材料
WAGO製品のハウジングには、主にナイロン(PA6.6およびPA4.6)やポリカーボネート(PC)を用いています(表を参照)。 これらの材料は40年以上絶縁材料として実証され、世界各国の試験所で認可を受けています。
表:標準絶縁材料
材料 |
PA 6.6 |
PA 4.6 |
PC |
|---|---|---|---|
| 可燃性 難燃性試験UL94による等級 |
V0 | V2 | V2 |
| IEC 60695-2-10/11+12によるグローワイヤ試験 | 960℃ | 850℃ | 850℃ |
| 酸素指数 | 37 | 27 | 26 |
| IEC 60112 によるトラッキングインデックス(CTI) | 600 | 375 | 275 |
| 機械的応力を受けた状態における | 短時間200℃ | 短時間280℃ | 140℃ |
| 耐熱温度 HDT/B(0.45Mpa) | 連続105℃ | 連続115℃ | 125℃ |
| 耐熱性 EN ISO 2039-1に準拠 試験装置B によるボール圧力試験 |
125℃合格 | 125℃合格 | 125℃合格 |
| 表面絶縁抵抗 | 1010-1013Ω | 1013 -1016 Ω | 1015 Ω |
| 体積抵抗 | 1015Ω/cm | 109 -1015 Ω/cm | 1013 Ω/cm |
| 耐電圧 | 30kV/mm | 25kV/mm | 29kV/mm |
ナイロン(PA 6.6)
WAGOはハロゲン系(有毒)物質、フルオロカーボン、塩化炭化水素、シリコン、アスベスト、カドミウム、ホルムアルデヒド等を含まない、改良されたナイロン(PA)を使用しています。材料は腐食中性で、105℃の長時間耐熱性に関して難燃性、自己消火特性(UL 94、難燃グレードV0)を持ちます。
この長時間耐熱性は、機械的応力と関連してULインデックスRTI機械的衝撃値に準拠していて、全ての電気的、機械的絶縁特性を十分に保っています。
短時間使用上限温度は 200 °Cです。
使用下限温度に関しても、同じこの安全性哲学が根底にあります。つまり、 -35°Cまでは、操作によって絶縁材が損なわれる事がないという安全性が保たれています。取付け、配線が行われた状態で、全ワゴ製品は -60°Cまで耐えられます。
ナイロンはまた、通常の周囲環境において約2.5%までの平衡給水率を有し、この水分が化学的構造の一部となりその結果、良好な弾性と高い剛性を合わせ持っています。
実用上ではオゾン及び紫外線によるダメージに対しては長時間、基本的な安定性を保ちます。耐環境特性は良好で、ナイロンは熱帯地方でも問題なく使用されています。
ナイロンで作られた部品はシロアリにも強く、また微生物の生存に不可欠な酸素や他の元素を発生(供給)しません。嫌気性の地中バクテリア、真菌類及び酸素などの存在によってナイロンの材質の劣化が起きることはありません。 この絶縁材料は、燃料、油類およびグリース、また良く使用されるイソプロピル、フレオン、フレオン12、四塩化炭素物などの一般的な洗浄剤に対する耐性は非常に優れています。耐酸性は酸の種類により異なり、また酸の濃度によっても異なります。
ワゴは絶縁材料として、規定の材料試験に合格したことを証明されたもののみを受け入れています。
ナイロン(PA 4.6)
これは PA 6.6. に対し、かなり高い加熱撓み温度を備えています。機械的負荷を伴うその継続温度耐性は115℃にリストアップされています。 10,000時間の耐熱温度は 140 ℃です。短時間ならワゴによって投入されるPA 4.6 タイプは 280℃まで使用することができます。
その他のデータについては表をご参照下さい。
ポリカーボネート(PC)
特性の一部は以下のとおりです。- PCは、熱に対して高い変形耐性を持ち、高い強度、剛性、硬度、そして135℃までの加重たわみ温度性を持っています。
- 湿気が作用しても損なわれない良好な電気特性を持ち、その絶縁特性は温度や湿度にほとんど影響されません。
- 吸水率が低いために収縮性が少なく寸法にズレが生じません。(相対湿度約0.2%)
- 高い耐候性
- 高エネルギー照射に対する高い耐性
- 自己鎮火性
- 無色透明で大会表面輝度
耐熱性、難燃性、透明性、粘性などの特性の全てにより、ポリカーボネートは高品質の材料で、電子分野では広く普及しています。











